自己定位のある企業
・専務日誌
今日は、毎月恒例、いつもお世話になっているシンクタンク主催のセミナーへ。実は、前日(というか当日・・・)とある会合で遅くまで飲んでいたので、セミナーを受けるコンディションとしては最悪の状態。正直、落ちちゃうかも・・・と思っていたのですが、とんでもない!とても勉強になるお話しをいただくことができました。
講師は、伊勢名物赤福の濱田会長様。
赤福は、大阪出身の私にとって、子供のとき、梅田とか心斎橋の百貨店に連れて行ってもらうと、帰りにおみやげとして必ず買って貰うもののひとつ。ちなみに、あとは551の豚まんと、北極のアイスキャンデー、ヒロタのシュークリームですかね。(うちだけ?) 今でもいただいたり、買ってきたりするとなんだか心躍る商品です。
後から調べてみたのですが、関連会社は別として、株式会社赤福自体は、ほんとにあのあんころ餅一品のみでご商売されているようです。本店のみで季節商材を販売されているようですが、それも夏のかき氷と冬のぜんさいの2品だけです。
いつも、新機軸を、新商品をと、昼も夜もそればっかり考えている私にとってはまさに驚愕。消費者と絶対的な信頼関係を持つ企業(商品)の強さを改めて感じずにはいられません。濱田会長によると、このような企業を「自己定位のある企業」というそうです。同業他社よりも圧倒的な差を持つ企業・・・その差は、いかにお客様を幸せにできたかの差。
私は、常々オンリーワンだとか、差別化だとか言ってきましたが、おそらく手前味噌でしかなく、お客様を圧倒的に幸せするだけのサービスにはまだまだ至っていないことに改めて気づかされました。赤福をいただいた時のあの心躍る期待感。果たして、当店へ来店するお客様にこれだけの気持ちを持っていただけているか。。。否。まだまだでしょう。
改めて、店のあり方、経営のあり方を考えさせられた一日でした。
●伊勢名物 赤福
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